平成28年 12月 定例会(第4回)
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△受賞報告
○議長(
早川彰一議員) 会議に先立ち、去る10月14日、
岩見博議員が議員として、35年以上の長きにわたり、
地方自治の振興、発展に顕著な功労があったとして、
総務大臣から感謝状の贈呈を受けられましたことをご報告いたします。 15番議員、
岩見博議員。 〔15番(
岩見博議員)登壇〕
◆15番(
岩見博議員) 改めて、今回発言の機会をいただきました
早川議長を初めとして
議員各位の皆さんにお礼を申し上げたいというふうに思います。どうもありがとうございます。 今ほど議長のほうからもお話がありました、在職35年以上ということで
総務大臣から感謝状を賜ったわけですけれども、これもひとえに有権者の皆さんの大きなご支持があったからだというふうに思います。 私は、引き続きこの市民の願い実現のために、憲法を暮らしに生かす、この立場で全力を尽くして引き続き頑張っていきたいというふうに思います。どうか皆さんの大きなご支援、またよろしくお願いいたします。 どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
早川彰一議員) 感謝状の贈呈を受けられました
岩見議員に対し、心よりお喜び申し上げます。 今後とも、野々市市の発展に一層のお力添えを賜りますことをお願い申し上げますとともに、今後ますますのご活躍とご健勝をご祈念申し上げます。
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△開会・開議 12月5日午前10時00分開会
出席議員15名 1番
五十川員申議員 2番
北村大助議員 3番
馬場弘勝議員 4番 安原 透議員 5番
宮前一夫議員 6番
西本政之議員 7番
中村義彦議員 8番 杉林 敏議員 9番
金村哲夫議員 10番 辻
信行議員 11番
早川彰一議員 12番
尾西雅代議員 13番
土田友雄議員 14番
大東和美議員 15番 岩見 博議員
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○議長(
早川彰一議員) ただいまから平成28年第4回
野々市市議会定例会を開会します。
出席議員は
地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
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△議長諸報告
○議長(
早川彰一議員) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 これから日程第1として諸報告を行います。
地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者及び委任を受けた者の氏名は、お手元に配付のとおりです。 出席を求めた者 市長 粟 貴章君 教育長 堂坂雅光君 委任を受けた説明員 副市長 常田功二君
総務部長 高橋賢一君
企画振興部長 山崎由治君
健康福祉部長 絹川一也君
産業建設部長 小山 滋君
教育文化部長 大久保邦彦君
健康福祉部次長 山口 良君
総務課長 東田敏彦君
財政課長 金場康宏君
税務課長 越柴一良君
市民課長 北岡達也君
環境安全課長 東 和之君
秘書広報課長 中田八千代君
企画課長 荒木俊雄君
地域振興課長 加藤良一君
市民協働課長 桝谷泰裕君
福祉総務課長 堤 喜一君
介護長寿課長 肥田千春君
保険年金課長 堀 秀次君
子育て支援課長 北 洋一君
健康推進課長 綿野敏紀君
産業振興課長 内田 宏君
建設課長 北川 勝君
建築住宅課長 野村祐一郎君
都市計画課長 西野 豊君
上下水道課長 林 孝行君
会計管理者 山下かおり君
教育総務課長 小川幸人君
学校教育課長 松田英樹君 生涯
学習課長 横山貴広君
文化課長 吉田 淳君
教育文化部付課長 市川由美子君
教育文化部付課長 清水 実君
教育文化部付課長 倉 繁夫君
監査委員事務局長 源野喜啓君
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
早川彰一議員) これから日程第2として、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第83条の規定によって、14番議員、
大東和美議員、15番議員、
岩見博議員を指名します。
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△会期の決定
○議長(
早川彰一議員) これから日程第3として、本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から12月20日までの16日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から12月20日までの16日間と決定しました。
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△議案の上程
○議長(
早川彰一議員) これから日程第4として、議案第56号から議案第74号まで及び諮問第2号の20件を一括して議題とします。
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△
提案理由の説明
○議長(
早川彰一議員) 市長に
提案理由の説明を求めます。あわせて、報告第9号について説明を求めます。粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) おはようございます。 初めに、去る10月27日に、天皇陛下のおじに当たる
三笠宮崇仁親王殿下が薨去されました。 太平洋戦争当時は戦地にも赴かれ、戦後は歴史の研究に携わり、昭和46年には
史跡末松廃寺跡のご視察のため野々市へお運びになられました。
スポーツや国際親善など幅広い分野を通して国民に親しまれたお人柄であっただけに残念でなりません。ここに謹んで哀悼の意を表する次第であります。 さて、早いもので師走を迎え、ことしもあと一月となりました。先般、
新潟地方気象台から発表された12月から2月までの向こう3カ月の長期予報によれば、ことしの
北陸地方の冬は、気温、降水量、
降雪量ともにほぼ平年並みとのことでございます。 しかしながら、ことしは、北海道で11月としては前例のない早期の大雪に見舞われ、また先月24日には東京都心では実に54年ぶりの11月に初雪が観測され、今なお記憶に残る三八豪雪に見舞われたときと同じように時期の早い初雪となりました。 本格的な冬の到来と不測の大雪への備えを十分にしておく必要から、先月21日には
道路除雪会議を開催し、今月1日には
除雪対策本部を設置いたしました。例年同様、町内会や地域の皆様方のご協力をいただきながら、
市民生活に支障を来すことのないよう、
幹線道路、
生活道路の除雪と
高齢者宅等の
除雪支援にも努め、より一層
市民生活の安全のために、過去の雪害を教訓に万全の
除雪体制で臨むよう気を引き締めてまいりたいと思っております。 また、先月末には、青森、新潟両県で相次いで
鳥インフルエンザの発生が確認されております。
鳥インフルエンザウイルスはまれに人への感染事例も報告されており、今後の動向に注視しながら、
関係機関とも連携の上、本市の
新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき適切に対応をしてまいりたいと思っております。 ことしを振り返ってみますと、4月の平成28年
熊本地震では、熊本、大分両県を中心とする
九州地方を二度にわたり
最大震度7の強い揺れが襲い、8月、9月には相次いで日本列島に上陸した大型の台風が、
東北地方、北海道を中心とする広範囲の地域に大きな被害をもたらしました。 さらに、震度6弱を記録し、1万棟を超える建物に全半壊などの大きな被害を与えた10月の鳥取県
中部地震に続き、先月22日には、
東日本大震災から復興半ばの
東北地方を再び強い地震が襲いました。福島県沖を震源とする今回の地震では、福島、茨城、栃木の3県で
最大震度5弱を記録し、太平洋側の広い範囲に
津波注意報が出されました。中でも福島、宮城両県には一時
津波警報が出され、最大1.4メートルの津波が沿岸部に打ち寄せられました。「
津波警報が出ました。今すぐ逃げてください。皆さん、
東日本大震災を思い出してください。命を守るために今すぐ逃げてください」と繰り返し呼びかけるテレビなどの報道に、日本中が緊迫した空気に包まれ、大きな不安とともに、5年前の3月11日の光景がよみがえった方も多くおられることと思います。 同じ年に、続けて多くの自然災害の発生を目の当たりにし、予測不可能な自然の脅威を改めて痛感させられた一年でありました。被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞い申し上げる次第であります。 幸いにして、本市におきましては、ことしに入って大きな被害は発生しておりませんが、災害はいつ、どこにおいても発生し得る状況にあります。今後とも、
関係機関や災害時
支援協定締結団体、
相互応援協定締結自治体との連携を図り、市民の皆様とともに、災害に強い
まちづくり、安全・安心な
まちづくりを目指す決意を新たにしているところでございます。 それでは、
議員各位におかれましては、全員ご健勝でご参集いただきましたことに感謝申し上げまして、
提案説明に入らせていただきます。 本日、平成28年第4回
野々市市議会定例会が開催されるに当たり、提出いたしました平成28年度野々市市
一般会計補正予算(第3号)を初めとする諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げ、あわせて
市政運営について所信の一端を述べさせていただきます。 ことしの秋も
市内各地でさまざまな行事が行われました。敬老会や運動会を初め、秋祭り、マナビィフェスタ、さらに
はじょんからの里マラソン大会、BIG APPLE in NONOICHIなど、市民の皆様を初め、市内外から多くのご参加をいただき、にぎやかに行われました。また、市制5周年を記念して、「NHKのど自慢」、「新婚さんいらっしゃい!」の公開収録、
スポーツや文化、
市民交流の行事など、それぞれの会場で笑顔で触れ合う市民の皆様の様子を拝見することができ、大変うれしく感じているところでございます。 10月7日から9日には、ことしで6回目を数えます
北国街道野々市の市が、
歩行者天国となった本町通りで行われました。開催日については、従来1日限りの開催であったものをことしは3日間に拡大し、初日には照台寺での
歴史講演会、2日目には薪能の上演、そして3日目には
市内獅子舞のおはやしの演奏会など新しいイベントも実施されました。 薪能に向けては、
実行委員会の皆さんが
布市神社境内に立派な舞台を
手づくりでご準備いただきましたが、あいにくの雨で会場を
中央公民館に変更しての上演となりました。屋内での上演とはなりましたが、お越しになられた大勢の方々には、幽玄な能の世界を存分にご堪能いただけたものと思います。古くは中世、ここ野々市に守護所を築き、加賀の地を治めた富樫氏が能を保護し奨励したとも伝えられています。このような歴史的な背景に思いをはせると、このたび野々市の地で薪能が上演されたことは大変意義深いことと感じているところでございます。 3日目の本番当日も前日から残る雨が心配されましたが、次第に天候も回復し、水引でつくられた
手づくりの品や
手打ちそばなどを販売するテナントが建ち並ぶ旧
北国街道では、来場者の皆さんが思い思いに散策を楽しんでおられました。 野々市の市に合わせて公開をいただきました
水毛生家を初めとした旧
街道沿いの町家では、
野々市明倫高校や市内両
中学校茶道部による茶会の開催、
郷土資料館では、
金沢工業大学KIESプロジェクトの皆さんによる
バーチャルリアリティを活用した
ジェットコースターの
疑似体験コーナーなどさまざまな企画が行われました。 大勢の方々の笑顔があふれる中、威勢のよいかけ声とともに野菜神輿が練り歩き、かつて栄えた市のような活気と
にぎわいを見せました。夕闇が迫り、ともされたあんどんの明かりの中始まったじょんからの踊り流しに、行き交う人々も足をとめて魅了されておられたようでございます。
実行委員会の皆様を初め、ご尽力いただきました
関係各位に、改めて深く感謝申し上げる次第であります。 5年前の
市制施行を記念して、このかいわいに住まわれる市民の皆さんの地域を盛り上げようとの自発的な思いから始められました野々市の市は、年を追うごとに
にぎわいと人々の交流を重ね、本市の魅力、
野々市ブランドの発信、そして
市民協働の
まちづくりの象徴とも言えるものに育っており、大変うれしく思うとともに、今後より一層の展開、発展を期待しているところでございます。これからも、市民の皆様の主体的な
まちづくりの
取り組みに継続的に支援してまいりたいと考えております。 菊花香る11月3日の文化の日には、
情報交流館カメリアにおいて市表彰、
市教育委員会表彰贈呈式を挙行いたしました。市表彰では、長年、
連合町内会長として
住民自治の向上に貢献されました藤力さん、
選挙管理委員会委員として適正かつ円滑な選挙の執行に貢献されました
宮森紀好さんにそれぞれ
特別栄誉表彰を贈呈するとともに、
自治功労表彰など17名、
教育委員会表彰では30名と1団体の皆様にそれぞれ贈呈をさせていただきました。長年それぞれの分野でご功績を上げられ市勢発展のためにご尽力いただきました皆様に、改めて敬意を表するとともに、今後のさらなるご活躍をご期待申し上げるものでございます。 また、同日には秋の叙勲、褒章の発表がございました。
本市関係では、二日市町にお住まいで元
市議会議長の
北村成人さんが旭日双光章を受章されました。これまでのご功績とご功労に対し深く感謝と敬意を表するとともに、心からお祝いを申し上げる次第であります。 11月13日から17日までの5日間、
深セン小学教育交流訪問団の23名が中国の
深セン小学を訪問いたしました。私も今回、訪問団の団長として参加し、現地の
教育行政機関の方々との有意義な意見交換の機会をいただきました。
深セン小学での歓迎式典では1,800名を超える児童に熱烈な歓迎で迎えられ、訪問した
野々市小学校、
富陽小学校、
館野小学校の児童12名には、
深セン小学の児童との
授業交流やホームステイ、
深セン市内研修など、5日間の短い日程ではございましたけれども、大変得がたい思い出深い体験をしていただけたものと思います。児童の皆さんには、今後それぞれの学校で、またご家庭で、このたびの訪問における楽しい体験をお話しいただけるものと期待しております。 今後の交流につきましては、
深セン小学校長との会談の際に、小学校だけでなく中学校、
高等学校へと交流を拡大していきたいとのご要望もいただきました。こうした交流が継続し、
市民間交流、
企業間交流へと発展するよう、引き続き支援をしてまいりたいと考えているころでございます。 さて、
市制施行5周年を記念し、かねてより準備を重ねてまいりました
全国椿サミット野々市大会も来年3月の開催日が近づいてまいりました。全国から参加される
自治体関係者や
ツバキ愛好家の皆様に本市のツバキの名所として視察をいただく
中央公園でも
リニューアル工事が現在着々と進行しております。 公園内に設置するツバキの
鑑賞展示施設や
育成施設、既存の築山を活用し国内外のツバキ200品種を植栽する椿山は、市花木「椿」の拠点として、
サミット参加者のみならず市民や公園を利用される方の憩いの場所ともなるもので、来年2月の完成を目指し整備を進めているところでございます。 また、全国から
サミットにお越しの皆さんへのお土産として、
ボランティアサークル「e-やん」の皆さんが、野々市産のツバキ油を練りこんだクッキーを考案、開発いただいたほか、
矢作町内会の
絵手紙サークル「アマ茶会」の皆さんが、ツバキを題材とした絵手紙をご準備いただいくなど、市民の皆様から本市の魅力を発信するための積極的なお
取り組みをいただいております。両
サークルの
取り組みは、ことしの
市民提案型協働事業の
行政提案型事業テーマ「椿で育てる
まちづくり」にご応募をいただき、
事業実施の支援をするものであります。 本市を挙げて、野々市らしい
市民協働のおもてなしにより
サミット野々市大会が全国から参加いただく皆さんの記憶に残るすばらしい大会となるよう、引き続き万全の準備を進めてまいりたいと思っております。 念願の
市制施行から早くも5年が経過いたしました。これまでの5年間、多くの市民の皆様のご支援とご理解をいただきながら
市民協働の
まちづくりを積極的に推進し、市民の皆さんお一人お一人が輝き、さまざまな分野でご活躍いただける
舞台づくりに努めてまいりました。今後ともさまざまな機会を捉え、本市の魅力、
野々市ブランドの発信に努め、市民の皆様とともに、選ばれるまち、誇りと愛着を持って住み続けられる
まちづくりを目指してまいりたいと考えております。 次に、今年度の
放課後児童クラブの整備についてご報告させていただきます。 来年度の
放課後児童クラブの
利用者見込みについては、
野々市小学校区において利用を希望する児童数の大幅な増加が見込まれております。今年度は、
富陽小学校区において、老朽化した施設の
代替施設として(仮称)
富陽学童クラブの建設を予定いたしておりましたが、計画地において交通量が多いことなど、通学時における児童の安全を確保する観点から再検討することとして、その整備を来年度に送りました。一方、来年度、
利用者数の大幅な増加が見込まれる
野々市小学校区においては、本町4丁目にある
放課後児童クラブ「つばきクラブ」に隣接して施設を増設し、4月からの受け入れをいたしたいと思います。 今後につきましても、
放課後児童クラブを利用したいという保護者の方々のニーズにしっかりと応えられるように、市全体に目配りしながら、受け皿となる施設の確保に適切に対応してまいりたいと考えております。 それでは、本定例会の提出案件及び報告の大要につきましてご説明させていただきます。 まず、本市の
財政状況についてでございますが、県内の他市町と比較いたしまして
実質公債費比率や将来
負担比率が低く、近年は改善傾向が見られるなど、現在のところ、財政の健全性は確保されております。しかしながら、
経常収支比率は80%を上回るなど、厳しい
財政状況に変わりはありません。 また、他市町同様に、扶助費や
生活保護費など
社会保障費の増大が見込まれるほか、年少人口が多い本市の特徴から、
保育園運営や
学童保育等に係る費用の一層の伸びが考えられます。さらに今後、
公共施設や
インフラ資産の維持・更新に多額の費用の発生が見込まれております。 本年度は、
公共施設等総合管理計画を策定し、適正な
公共サービスの提供や身の丈に合った安定的な
財政運営の両立を目指しており、今回の
補正予算におきましても、将来の財源不足に備えるための
財政調整基金の取り崩しを極力抑える方向で調整しております。 いずれにいたしましても、市民の皆様の生活に将来不安を残すことがないよう、今後も
財政規律の確保を優先的に行ってまいりたいと思っております。 さて、平成29年度の
予算編成につきましては、現在、要求書を取りまとめているところでございます。 次年度は、平成28年度に引き続き、
中央地区整備事業や
都市公園リニューアル事業、
土地区画整理事業など
大型事業を実施することから、引き続き厳しい
予算編成になることが予想されます。しかしながら、政府が進める
地方創生や一億総
活躍社会の実現のための未来を見据えた事業につきましては、市の
総合計画や市民のニーズとの調整を図りながら積極的に推し進めてまいりたいと思っております。 今後とも、市民の皆様が住んでよかった、住み続けたいまちを、また野々市以外にお住まいの皆様にも選ばれるまちを目指し、職員一人一人が自覚と責任を持って業務に取り組んでまいりたいと思っております。 今後とも、議員の皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 それでは、提出議案につきまして順次説明をさせていただきます。 議案第56号から議案第58号までの3件は、平成28年度各会計の
補正予算でございます。 まず、
一般会計補正予算(第3号)についてでございます。 今回の補正は、歳入においては、
生活保護費や
保育所運営費負担金のほか、
各種事務事業に係る
国県支出金などについて、
決算見込みや交付額の決定に伴う調整を行う一方、歳出においては、
人事院勧告による
職員給与改定に係る費用や
各種事務事業の調整を行うものでございます。 主要な事業といたしましては、市の花木でありますツバキを使用した商品開発を
石川県立大学に委託し、研究を進めてまいりたいと思っております。 また、来春から、発達障害に関する市民への総合的なケアを切れ目なく行うため、(仮称)
発達相談センターを
子育て支援センター菅原に併設する形でスタートさせることとし、その準備経費を計上いたしました。 さらには、建設から30年以上が経過している
館野小学校の大
規模改造事業について、このたび国の第2次補正の認証が得られたことから、
債務負担行為を含めて7億2,900万円の予算を計上するものでございます。 その結果、歳入と歳出との
差し引き額につきましては、
財政調整基金繰入金の増額により収支の均衡を図るものでございます。これにより、
歳入歳出それぞれ8億4,821万円を追加し、
予算総額を192億6,528万3,000円とするものでございます。 なお、
債務負担行為補正といたしまして、期間を平成28年度から平成29年度までとして
庁舎清掃委託業務及び
庁舎常駐警備委託業務で所要額を計上し、期間を平成29年度から平成30年度までとして
館野小学校大
規模改造事業で2億5,000万円を限度額として
債務負担行為の設定を行うものでございます。 次に、
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてでございます。 今回の補正は、歳入においては、
療養給付費交付金、
保険基盤安定繰入金の
歳入見込みや
決算見込みによる調整及び前年度決算に係る繰越金を計上する一方、歳出においては、
決算見込みによる
高額療養費など
高額介護合算療養費を増額するものでございます。これにより、
歳入歳出それぞれ5,330万円を追加し、
予算総額を51億7,546万円とするものでございます。 次に、
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 今回の補正は、歳入においては、後期高齢者医療保険料、前年度決算に係る繰越金を計上する一方、歳出においては、広域連合への納付金を増額するものでございます。これにより、
歳入歳出それぞれ1,852万8,000円を追加し、
予算総額を4億1,852万8,000円とするものでございます。 続きまして、議案第59号野々市市議会議員選挙及び野々市市長選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 国政選挙における選挙運動費用の公費負担限度額の改定に伴い、市議会議員及び市長選挙における選挙運動費用の公費負担限度額につきましても同様に限度額の改定を行うものでございます。 議案第60号は、野々市市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 国では、育児、介護と仕事との両立支援のため、
人事院勧告に基づき関係法令の改正を行いました。市職員につきましても同様に、介護休暇の分割取得や介護のために勤務を要しない時間を承認する介護時間制度の新設等、家族形態の変化や介護の状況に柔軟に対応できるよう条例の改正を行うものでございます。 議案第61号は、野々市市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例についてでございます。 一般職の国家公務員の給与改定に準じ、特別職の国家公務員の給与が改定されたことから、市の特別職につきましても同様に、期末手当の支給月数を0.1月分引き上げを行うものでございます。 議案第62号は、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 国の
人事院勧告に準拠し、市職員の給料につきまして平均で0.2%、勤勉手当の支給月数で0.1月分の引き上げを行うものでございます。また、配偶者に係る扶養手当の支給額を他の扶養親族に係る扶養手当と同額に減額する一方、子育て支援策として、子に係る扶養手当の額の引き上げを行うものでございます。 次に、議案第63号は、野々市市税条例の一部を改正する条例についてでございます。 今回の改正は、
所得税法等の一部を改正する法律の施行及び外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律等の一部改正に伴い、特例適用利子及び特例適用配当等の所得について、他の所得と区分し、100分の3の住民税を課すこととされたため、改正を行うものでございます。 次に、議案第64号は、督促手数料の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例についてでございます。 今回の改正は、市税を初め上下水道料金など未納債権に係る督促について、平成29年4月以降に督促を行う分から督促手数料を廃止するため、関係するそれぞれの条例の改正を行うものでございます。 次に、議案第65号は、野々市市公民館条例等の一部を改正する条例についてでございます。 施設利用者の利便性の向上を図るため、公民館、文化会館の一部、女性センター、防災コミュニティセンター、学校施設のそれぞれの利用時間区分を、現行の午前、午後、夜間、終日の4区分から1時間単位に改正するものでございます。 議案第66号は、野々市市いきがいセンター条例の一部を改正する条例についてでございます。 平成29年4月より実施する介護予防・日常生活支援総合事業いわゆる新総合事業の
取り組みとして、市内2カ所のいきがいセンターを同事業の対象施設として位置づけ、より多様なサービスを提供する通所施設へと移行することといたします。これに伴い、いきがいセンターを利用される方の対象年齢を、新総合事業の対象となるおおむね65歳以上とし、現在のサービスに加え、利用者の生活機能の向上にも注力してまいりたいと考えております。 次に、議案第67号野々市市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでございます。 今回の改正は、さきの税条例の改正と同様に、外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律等の一部改正に伴い、国民健康保険税の所得割額の算定等において、住民税で分離課税される特例適用利子及び特例適用配当等の所得を総所得金額等に含めて算定を行うため、条例の改正を行うものでございます。 次に、議案第68号介護保険法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例についてでございます。 いわゆる医療介護総合確保推進法の施行による介護保険法の改正により創設された地域密着型通所介護について、人員、設備等に関する基準を定めるなど所要の改正を行うほか、条項、文言の整理を行うものでございます。 次に、議案第69号野々市市農業委員会委員定数条例についてでございます。 農業委員会等に関する法律の一部改正により、農業委員会委員の選任方法が公選制から市町村長による任命制へと移行したことに合わせて、農地面積など地域の実情を考慮し、委員の定数を現行の12名から10名とするよう改正を行うものであります。 続きまして、議案第70号野々市市営住宅条例等の一部を改正する条例についてでございます。 今回の改正は、北西部
土地区画整理事業の換地処分に伴い、来年2月1日をもって町名の変更を予定していることから、条例で位置を定めている町名変更対象区域内の市の施設について、それぞれ関係する条例の位置の表記を改めるものでございます。 議案第71号一般職の任期付職員の採用等に関する条例についてでございます。 近年の地方分権の進展や住民ニーズの多様化などにより、行政を取り巻く環境も年々急速に変化をしており、その対応が求められているところでございます。本条例の制定により、多様な勤務形態を整備し、より一層効率的な行政運営を行うとともに、専門職を初め、求められる職務に応じた人材の安定的かつ適切な確保に努めてまいりたいと考えております。 議案第72号は、野々市市企業立地の促進に関する条例についてでございます。 本市の第一次
総合計画では、商工業の活性化に向け積極的に取り組むこと、またののいち創生総合戦略におきましても、強固な産業構造への転換と、本市の次の時代を担う産業の創出を基本方針として掲げております。これらの方針を実現するためにも企業の移転を促す助成制度の創設が不可欠であり、全国の自治体においても、安定的な税収の確保や新たな雇用の創出など地域の活性化に向けての大きな波及効果も期待できることから、積極的な企業誘致の
取り組みがなされているところでございます。 県内の多くの自治体においても、企業誘致を目的に、固定資産税などの軽減措置や企業立地に係る投資額に応じた助成制度を展開しております。本市の持続的な発展のためにも、企業誘致を促進し、新たな雇用の創出と市内企業の事業機会の拡大を図っていくことが地域経済の活性化にとりましても大変重要であると考え、条例の制定を目指すものでございます。 次に、議案第73号野々市市第一次
総合計画基本構想の変更についてでございます。 野々市市の誕生と時を同じくして、
市制施行後の
まちづくりの道しるべとして策定しました野々市市第一次
総合計画は、策定からはや5年がたとうとしております。 これまでの
まちづくりの成果には、大きな観点からは、
まちづくり基本条例の制定により
市民協働の
まちづくりの礎が築かれたことが挙げられると思っております。具体の事業では、野々市
中央地区整備事業において、多くの市民の皆さんの念願でありました新市立図書館と、交流や文化の拠点となる新
中央公民館の整備にも新たに着手したところであります。 こうした本計画に掲げる施策を着実に実行してきたことにより、本格的な人口減少時代が到来する中にあっても、本市においては人口の増加を実現し、ますます
にぎわいのあふれるまちへと成長することができたものと思っております。 このたび、本計画の中間年であります平成29年度を迎えるに当たり、施策の進捗状況を点検、評価し、また本市を取り巻く社会状況に対応するための見直し、変更を行いました。 主な変更の内容といたしましては、平成27年国勢調査の結果、人口が5万5,099人となり、前期計画において平成33年度の目標人口として設定しておりました5万4,000人を既に超えていることから、新たに目標人口を5万8,000人とさせていただきました。また、前期計画期間で築いてまいりました
市民協働の
まちづくりを引き続き礎とし、後期計画期間におきましては、
市民協働の実践に向けた
取り組みに挑戦するよう見直しを行ったところでございます。 本計画のサブタイトルとして掲げます、市民と「ともに創る ともに育む」
まちづくりにこれまで以上に注力いたしまして改めて将来都市像「人の和で 椿十徳 生きるまち」の達成を目指し、しっかりと
まちづくりに邁進してまいりたいと考えております。 本計画の策定に当たりましては、
総合計画審議会の皆様を初め、パブリックコメントにおいても多くのご意見、ご提言をいただきました。ご尽力を賜りました皆様方に対しまして、この場をおかりいたしまして心より感謝を申し上げるものでございます。 以上のことから、野々市市第一次
総合計画のうち、基本構想の変更につきましては、
地方自治法第96条第2項及び議会の議決すべき事件に関する条例第2条の規定に基づきご提案申し上げ、議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第74号市道路線の認定についてでございます。 今回の市道路線の認定につきましては、若松町及び清金2丁目地内における開発に伴い新設される3路線を市道として認定を行うものであり、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 諮問第2号は、人権擁護委員の候補者推薦についてでございます。 委員の皆様には日ごろより人権思想の普及、高揚に努めていただいているところでございますが、このたび、稲荷2丁目13番地の宮岸満里子委員が平成29年3月31日をもって任期満了を迎え、退任される予定であります。その後任といたしまして、広く社会の実情に通じ、人権について深い理解を持たれております郷町21番地の安原美由紀さんを推薦いたしたく、議会のご意見を求めるものございます。 続きまして、報告第9号は、
地方自治法第180条の規定による専決処分の報告についてでありますが、和解及び損害賠償額の決定に関する1件につきましてご報告申し上げるものでございます。 最後に、寄附採納についてご報告させていただきます。 別紙のとおり、ふるさと納税で4件、民生費寄附金で1件のご寄附をいただきました。ご厚意に心から感謝とお礼を申し上げ、ご報告とさせていただきます。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、
提案理由の説明といたします。 どうぞよろしくお願いをいたします。
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△質疑及び討論の省略
○議長(
早川彰一議員) お諮りします。これから日程第5として、ただいま提案されました諮問第2号につきましては、人事に関する案件につき、この際、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。よって、諮問第2号につきましては即決することに決定しました。
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△表決
○議長(
早川彰一議員) これより表決いたします。 諮問第2号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについてを採決します。 本件は、これを適任と認めることに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
早川彰一議員) 起立全員です。したがって、諮問第2号人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求める件は、これを適任と認めることに決定しました。
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△議員派遣の件
○議長(
早川彰一議員) これから日程第6として、議員派遣の件についてを議題とします。 お諮りします。議員派遣の件については、
地方自治法第100条第13項及び野々市市議会
会議規則第163条の規定により、お手元に配付したとおり派遣することにしたいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件は、お手元に配付したとおり派遣することに決定しました。 お諮りします。ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
早川彰一議員) 異議なしと認め、議長一任と決定しました。
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△閉議
○議長(
早川彰一議員) 以上で本日の日程は全部終わりました。 再開は12月12日午前9時30分とします。 本日はこれで散会します。 午前10時53分散会┌―――――┬―――――――――――――――――――――――――――――――┐│招集年月日│ 平成28年12月5日 │├―――――┼―――――――――――――――――――――――――――――――┤│招集の場所│ 野々市市議会議事堂 │├―――――┼―――┬――――――――――――――┬―――┬――――――――┤│開閉会日時│開 会│平成28年12月5日午前10時00分│議 長│ 早川彰一 ││ 及び ├―――┼――――――――――――――┼―――┼――――――――┤│ 宣告 │閉 議│平成28年12月5日午前10時53分│議 長│ 早川彰一 │├―――――┼―――┴┬―――――┬――――┬――┴―┬―┴―――┬――――┤│出席及び │議席番号│ 氏 名 │出欠の別│議席番号│ 氏 名 │出欠の別││ 欠席議員├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 1 │五十川員申│ ◯ │ 9 │金村哲夫 │ ◯ ││ ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 2 │北村大助 │ ◯ │ 10 │辻 信行 │ ◯ ││出席15名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 3 │馬場弘勝 │ ◯ │ 11 │早川彰一 │ ◯ ││欠席 0名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 4 │安原 透 │ ◯ │ 12 │尾西雅代 │ ◯ ││ ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 5 │宮前一夫 │ ◯ │ 13 │土田友雄 │ ◯ ││ ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│凡例 │ 6 │西本政之 │ ◯ │ 14 │大東和美 │ ◯ ││◯は出席 ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│▲は欠席 │ 7 │中村義彦 │ ◯ │ 15 │岩見 博 │ ◯ ││×は不応招├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│ │ 8 │杉林 敏 │ ◯ │ │ │ │├―――――┴―――┬┴――――┬┴――――┴―┬――┴――┬――┴――――┤│
会議録署名議員 │ 14 番 │ 大東和美 │ 15 番 │ 岩見 博 │├―――――――――┴――┬――┴―┬―――――┴―┬―――┼―――――――┤│職務の為出席した者の氏名│事務局長│ 中川 登 │書 記│ 寺岡一彦 │├―――――┬――――――┴┬―――┴―――┬―――┴―――┼―――――――┤│ │市長 │ 粟 貴章 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │教育長 │ 堂坂雅光 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │副市長 │ 常田功二 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
総務部長 │ 高橋賢一 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
企画振興部長 │ 山崎由治 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│
地方自治法│
健康福祉部長 │ 絹川一也 │ │ ││第121条├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│により説明│
産業建設部長 │ 小山 滋 │ │ ││のため出席├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│した者の職│
教育文化部長 │
大久保邦彦 │ │ ││氏名 ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
総務課長 │ 東田敏彦 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
財政課長 │ 金場康宏 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
秘書広報課長 │
中田八千代 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
福祉総務課長 │ 堤 喜一 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
建設課長 │ 北川 勝 │ │ ││ ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│ │
教育総務課長 │ 小川幸人 │ │ │├―――――┴―――――――┴―――――――┼―――――――┴―――――――┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │ 別紙のとおり │└―――――――――――――――――――――┴―――――――――――――――┘...